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私は双子として生まれました。

小さい頃はおそろいの服を母が作って着せてくれました。

端切れをもらって、わたしも何かを作るのが大好きでした。

 

私は小さいときから、虫や花を見ているのが好きでした。雨や雪.

海や山、自然の中にいると、すごく元気になれたのです。

そして、夢中で自然を見ていると、どうしてこんなにすべてがうまくいっていのだろうと不思議でした。折れた植物の枝の近くから、新しい芽がどんどん伸びていたり、落ち葉や動物のウンチや、昆虫の死骸をみみずやダンゴムシやカビが食べて、栄養にしてるのを発見すると、なぜだかすごくうれしくて、泣いていたこともありました。

「かっこちゃんどうして泣いているの?」と保育園の先生に尋ねられて、

「折れたところから芽が出ていてうれしいから泣いている」と言って先生がびっくりさせたということもありました。

 いつか、人も生物もなにもかもが、回復する力があるんだと思うようになりました。

 でも、ときにはその力が元気に働くものをじゃまするものもあるのだと知るようになりました。たとえば、化学肥料は、植物を大きく育てることもできるけれど、土の力を損ないます。植物は本当は、一度虫に食べられたら、その虫のきらいな匂いを出すこともできますが、化学肥料や殺虫剤などは、その力を弱めます。

 人の命をときには助けてくれる抗生物質も、ずっと使い続けると、人の生きる力を弱めてしまいます。

 あるとき、麻や綿の洋服は着ていると楽だなあと思うようになりました。化繊の服も着ないわけではありません。でも、宇宙の底力をせっかく人も持っているのだから、その力が元気でいるじゃまをしない服を着ていたいなあと思うようになりました。

でも、なかなか自分の思うような服が売られているとはかぎりません。だったら自分で作ろう。そして、そんな服をできるだけ簡単に作るにはどうしたらいいだろうと考えたのが、「kakkoスタイルのワンピース」です。でも、宇宙の底力をせっかく人も持っているのだから、その力が元気でいるじゃまをしない服を着ていたいなあと思うようになりました。

でも、なかなか自分の思うような服が売られているとはかぎりません。だったら自分で作ろう。そして、そんな服をできるだけ簡単に作るにはどうしたらいいだろうと考えたのが、「kakkoスタイルのワンピース」です。

布の裁ち方が一般的な洋服の裁ち方とちがいます。みんなで一緒に楽しく作れば、きっとその時間も、元気の元につながると思うのです。わたしは普段は、型紙もつくりません。自分のワンピースを

布の上に置いて、マチ針でとめて、ジョキジョキ切っちゃいます。 

 この本には、身長160センチの私サイズの寸法を書いてあります。基本の型紙を参考にして、自分の型紙を作ると、ほとんどの形のワンピースに使えて、とても便利だと思います。

 わたしは、ちくちく縫いじゃなくて、ざくざく縫いをしています。だから、ときどき、ほどけちゃうこともあるけど、一度作ったのだから、自分で手縫いで簡単に直せます。小さな裁縫箱をもっているのも楽しいですね。

 それから、kakkoスタイルのワンピースは本当にシンプルで簡単です。だから、電車で移動のときや、お友達とおしゃべりするときにも、わたしは持って歩いたりします。それで、おしゃべりしながら、縫うのがまた楽しいのです。一度一緒に作った方が、今度は日本のあちこちで、お友達と一緒にちくちくの会を開いておられるのもうれしいです。

 

 先日は大阪の行き帰りでワンピースが一着できちゃいました。

 楽しくみんなで幸せになりたい!!それがわたしがずっと思っていることなんです。楽しいワンピース作り、みなさんがあちこちでしてくださるとうれしいです。 

                                    山元加津子

 

​kokkoyaの販売物

​kokkoyaのワンピースは kakkoスタイルのワンピースです。

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